ノーマルバイクで打倒TTバイク挑戦日記

ノーマルバイクでTTバイクを超える事が目標 2019年の加須こいのぼり杯で惨敗して以降、ブログ名を改名しようか悩んでいる今日この頃

胴角度を小さくする程空気抵抗は減っていく

f:id:jbcf6000-r-s:20190619124318j:plain
https://jitensha-tanken.geo.jp/power_req.html
↑最近見つけたのだが、こちらのサイトにある必要動力計算機がとても便利だ。各項目に数字を入れるだけで、指定した速度を出す為の抵抗を(面倒な空気抵抗調査をしなくてもw)知る事が出来る。勾配や風の強さだけでなく、気温や胴傾き角等の項目もあるのは嬉しい限りだ。


数字を入れていくと気温は高ければ高い程、空気抵抗が少なくなっていく事がわかる。気温が10℃違うと40km/hの速度では6W程空気抵抗が違ってくる。


胴角度に関しては角度が小さくなればなる程空気抵抗が少なくなっていく。説明欄には『ロード競技車の胴角度は35°~25°である事が多い』と書いてあった。TTバイクだと15°以下になるそうだ。角度が5°違うだけで40km/hの速度において空気抵抗が10W以上違ってきたりする。『胴角度を小さくする=頭を下げたポジションで走る』この様に解釈して良いだろう。


今さら気が付いたのだが、埼玉車連のホームページに今年の加須こいのぼり杯の写真が載ってあった。自分の去年と今年のフォームを見比べてみると『今年は胴角度と肩角度が大きくなっていた』事がわかった。

f:id:jbcf6000-r-s:20190619124403j:plain
↑去年のフォーム。往路の時なのでリラックスしている。当日の気温は25℃で結果はAve40.43km/hでAP250Wだった。

f:id:jbcf6000-r-s:20190619124422j:plain
↑今年のフォーム。去年と比べて胴角度と肩角度が大きくなっている。復路の時なので苦しくなって上体が上がってきているとも言えるが、エアDHバー・クロスアップポジションをやり易くする為にハンドルの高さは最大にセッティングしてあった。コラムカットはしていない。なのでこれ以上上体を下げる事は出来なかったと言える。当日の気温は15°で結果はAve39.78km/hでAP251Wだった。日東5000番でバックポケットの入口を封鎖しておけば良かったと今さら思った(笑)。


パワーはほぼ同じなのに何故去年よりも遅い結果になったのか色々と考えてきたが、遅くなった最大の要因は『胴角度の悪化』だなと写真を見て思った。ようやく謎が解けて納得出来た感じだ。


f:id:jbcf6000-r-s:20190619124559j:plain
↑加須こいのぼり杯が終わった後、気が狂った自分はバッサリとコラムカットをした(笑)。取り返しがつかない事をした訳だが、どのポジションの時も特に苦しい思いをせずにパワーの低下もなく良い感じに乗れている。


単純に考えてハンドルが低くなると各ポジションの頭の位置が低くなる。すなわち胴角度が小さくなって空気抵抗が減る。重心も下がるのでコーナーリングの時安定するメリットもある。


今使っているステムは-6°なのでさらに角度の深いステムを買って付けようか考えているが、キャニオンのバイクには1-1/4インチのステムしか付けられないので、付けられるステムの選択肢が少なかったりする。


シマノプロのVIBEステムなら1-1/4インチのステムがあるので購入するか考え中。

2019 川崎マリンエンデューロ 1h 12位

f:id:jbcf6000-r-s:20190617122245j:plain
去年は2時間の部に出たが、先頭集団に居たもののラスト半周で脚つって撃沈したので今回は1時間の部にエントリーした。しかし見事に撃沈してしまった。どうやら自分の脚は1時間も持たなくなってしまったようだ……(T0T) ちなみにFTP250Wマンの正体は自分でした~(笑)


レース当日の夜中は雨が降っていたが、早朝には止んで日が射した。南西の風が6~7mととても強く、往路は集団でも30km/h前後、復路は50km/h以上出るレースとなった。路面には所々に水溜まりが残っていたが、気になるレベルでは無かった。

f:id:jbcf6000-r-s:20190617121525j:plain
受付を済まし、試走を1周だけで切り上げ早めにスタート地点に並んだ。試走に行く前にレッドブルとエキストラオキシアップとハルンケアを摂取した。頭のイカれた(笑)組み合わせだが、ハルンケアを飲む事によりカフェイン摂取による利尿作用が緩和されて、レース中尿意を催す事なく走れるようになるのだ。


去年の川崎マリンエンデューロ2時間の部に出た時はスタート直後から尿意に襲われ、漏らしてしまう不安と戦いながら走っていた(無事に漏らさず2時間走りきれましたw)。それ以降レースに出る度にハルンケアを服用してきた。今回も尿意に襲われる事なく走りきる事が出来た。レース中の小便問題に困っている人はぜひ1度試してみると良い。膀胱の暴走を抑える至高のアイテムである↓

【指定第2類医薬品】ハルンケア顆粒 10包

【指定第2類医薬品】ハルンケア顆粒 10包

レースは1時間の部だけでなくデビューライドの選手も走る為、落車リスクを減らす為に早めにスタート地点に並び、先頭を確保した。いつもの左岸練のメンバーであるDさんとヤマさんが参加していた。強敵である。


風が強すぎた為、折り返しのヘアピンカーブを過ぎた辺りでリアルスタートとなった。


リアルスタート後、Dさんが強烈に先頭を引いていく。自分とヤマさんがそれに続くいつもの左岸練パターンになったが、Dさんの引きが強すぎて1周経たずに自分は既に中切れを起こしていた。マジで辛過ぎる……。


1周目復路の直角カーブで速度が出過ぎてオーバーランしてしまいヒヤリとしたが、落車騒動にはならなかった。雨の日に走っていたら死んでたな……。


2周目3周目とDさんが牽引してのハイペースは続く。4周目になった辺りからDさん含む3名が5秒程先行し、それを集団が追う展開となった。


追走集団をヤマさんと一緒に回すもなかなか集団のペースが合わず、微妙にインターバルがかかって脚はみるみる削られていった。自分自身強風の影響もあって一定ペースで先頭を引けて無かった。早く先頭の三人に追い付きたい焦りもあった。向風での5秒差は距離以上に遠く感じた。


8周目に入った所で完全に追走集団からちぎれて一人旅となった。いつもの左岸練と同じようなパターンでレースは幕を閉じた。


1時間のレースなら何とかなるかな~と思ってエントリーしたが、終わってみれば結果は惨敗。ただ、この結果で吹っ切れる事が出来た。自分は今後30分以上かかるレースには出ない事にする。


人それぞれ向き不向きがあり、好き嫌いもある。自分は長い時間走るレースは苦手であり、何より嫌いだ。だらけてしまう。30分以内で終わるレースの方が集中して走れる。自分が得意とする所で努力した方が良い結果は出やすいし、精神衛生上よろしいと思う。


次エントリーしているレースは来月にあるそでがうらサマーサイクルロードフェスタのエリートクラスだ。毎年エリートクラスにエントリーしていて何とか完走出来ているが、今年は去年よりも周回数が2周増えてスプリント周回もあるので厳しいレースになりそうだ。30分以上かかるレースだけど、サーキットコースは得意だから多分何とかなるはず……。ダメだったら来年出ないと思って背水の陣で挑もう。

野外でホイールバランスを整えてみた

ホイールバランスを整えるとホイールが共振する事による振動が無くなり乗り心地が良くなる。それと『ペダリングの違和感が無くなる』ので自分は新しいホイールやタイヤ、チューブを購入した時はその都度ホイールバランスを整えている。


ホイールの共振はリム外周部の重量が釣り合ってないと起こる。バイクを逆さにしてクランクをおもいっきり回してみるとバイクの振動がとてつもない事がわかる。


先日、新ホイールである『ICAN AERO50』を購入したのだが、良い機会だと思いホイールバランスを整えてない状態と整えた状態とを乗り比べてみた。共振が起こるのは60km/h以上の速度域からだが、ロードバイクの一般的な巡行速度である30~40km程の速度域でも(自分は)乗り心地の違いを感じられた。やはりバランスが整っている方が良いと感じた。そして何より『ペダリングの違和感が無くなった』のが大きい。リム外周部の重量が釣り合っているからか、ペダリングの時、一定に負荷をかけ続けられている感じがした。ホイールバランスを整え始めたのは今から1年程前からだが、長い間バランスが整っているホイールを使っているとわずかな違和感にも敏感になってしまうみたいだ。


ショップに持ち込んでホイールバランスを整えてもらうと結構な金額がしたりするが(ホイール1本で5000円!?)、自分でやる分にはバランスウェイト代の数百円で済む。振れ取り台が無くても調整する事は出来るので、以下にそのやり方を書いていく。


f:id:jbcf6000-r-s:20190612163658j:plain
↑いつもは自宅でホイールバランスを整えているが、振れ取り台が無くても調整出来る事を証明する為に今回は野外で行った。これが俗に言う野外プレイである(←違いますw)。


f:id:jbcf6000-r-s:20190612163747j:plain
f:id:jbcf6000-r-s:20190612163817j:plain
↑やり方はとても簡単だ。先ずはバイクを逆さにした後、上の写真のようにホイールのクイックを緩める。リアホイールはスプロケットをチェーンから外し、スピードセンサーマグネットは付けた状態にしておく。


f:id:jbcf6000-r-s:20190612163848j:plain
↑その次はホイールを手で軽く空転させ、1番上に来た所が1番軽い部分なので適切な重さのバランスウェイトを貼っていく。リムはウエスで綺麗に拭いておこう。バランスウェイトはAmazonで数百円で売っている↓


f:id:jbcf6000-r-s:20190612163943j:plain
↑バランスウェイトを貼る位置が確定するまでは上の写真のように簡単に剥がせるようにしておく。粘着力はかなり強いので、何度も張り直す事も可能だ。実際自分は他のホイールで使っていたバランスウェイトを再利用したりしてます(笑)。


f:id:jbcf6000-r-s:20190612164015j:plain
↑バランスウェイトが重すぎる場合は適当にカットして張り付ける。バランスが整うとどの地点でもピタリと止まるようになる。


バランスウェイトの量は、ホイールにより異なる。それと使っているチューブによっても異なってくる。


f:id:jbcf6000-r-s:20190612164337j:plain
↑フルクラムレーシングクアトロLGとVREDESTEINラテックスチューブの組み合わせでは3g程で釣り合った。


f:id:jbcf6000-r-s:20190612164401j:plain
↑レイノルズAR58とVREDESTEINラテックスチューブ(バルブエクステンダー付き)の場合はフロント・リア共に10gで釣り合った。


f:id:jbcf6000-r-s:20190612164441j:plain
ICAN AERO50とVREDESTEINラテックスチューブ(バルブエクステンダー付き)の場合も10gで釣り合った。


f:id:jbcf6000-r-s:20190612164515j:plain
ICAN AERO50とtubolito(バルブエクステンダー付き)だとわずか4g程で釣り合った。


f:id:jbcf6000-r-s:20190612164548j:plain
ICAN FL40とtubolitoの場合もフロントが約4gでリアが約6gと少ない重量で釣り合った。


tubolitoはVREDESTEINラテックスチューブよりも軽いチューブであり、バルブ部分が金属で出来ていないのでその分バランスウェイトの量を減らす事が出来る。価格が高いのがネックだが、空気抜けもラテックスチューブより遅い(1週間で0.5bar程)とても良いチューブである。


バランスが整うとホイールを空転させた時の振動が無くなる。動画を撮ってみたのでご覧ください。

バランス調整前→https://youtu.be/GEXTrezu6Go

バランス調整後→https://youtu.be/K6r4nQsIJ94


走行中にバランスウェイトが取れてしまう危険性についてだが、バランスウェイトを貼り付ける時にリムを綺麗に拭き取っているのならそうそう剥がれる事は無いと思う。もちろん雨の日や悪路を走って泥だらけになった状態で数日間放置すればバランスウェイトが劣化して剥がれやすくなるのは明白なのでやめた方が良い。自分はバランスウェイトを再利用したりしているが、今まで走行中にバランスウェイトが取れた事は無かった。


・まとめ


ホイールバランスを整えた効果は高速域になる程現れる。ヒルクライムの速度域だと効果を発揮出来ないが、アップダウンのあるコースを走るロードレースの場合なら効果は十分に得られると思う。下りでの安定感が違ってくる。


下りで速度が出た状態でブレーキをする場合、ホイールバランスが整っている方がブレーキの効きが読みやすく安心出来る。


1度ホイールバランスを整えてしまうと乗り心地が良すぎて後に戻れなくなる。大袈裟に聞こえるが、これが自分の率直な感想だ。


今後も新しいホイールやタイヤ、チューブを買う度にホイールバランスを整えていこうと思う。

サイクルウェアを長持ちさせる洗濯技

去年ビオレーサーのワンピースジャージを使っていたが、半年程でボロボロになってしまった。

f:id:jbcf6000-r-s:20190602181548j:plain
当時は『洗濯ネット』の存在等知らずにそのまま洗濯機に入れて他の衣類と一緒に洗濯していた。振り返ってみてとても愚かな事をしていたと思っている。そんな洗濯の仕方をしていればすぐにボロボロになっていくのは明白だ。ワンピースは1着3万円程するので金銭的にも大ダメージである。


過去の過ちを繰り返さぬように洗濯する時は

1.ジャージを裏返しにする。

2.ジッパーを閉める。

3.洗濯ネットに入れる。

以上の事を徹底するようにした。もちろん汗だくで一晩放置するのは論外だ。出来る限り早めに洗濯するのが良い。


干す時は裏返しにしたまま陰干しする。ちなみにビオレーサーのサイトには

「肩紐部分を吊り下げて干すことはおやめください。生地が伸びる原因となります」

と書いてある。自分はその事を知らずにハンガーに吊るして干していたので、特に袖の部分が伸びてボロボロになってしまった。ビオレーサーのジャージは袖の部分に『エアーストライプ』なる空気抵抗を減らす特殊加工が施されている。他のジャージと比べて生地も薄いので取り扱いは慎重に行うべきであった。

f:id:jbcf6000-r-s:20190602181738j:plain
↑今はシマノのワンピースを半年程、ノピンズのワンピースを2ヵ月程使っている。

f:id:jbcf6000-r-s:20190602181803j:plain
↑干す時は裏返しにした後、裾の部分を洗濯ばさみで掴んで陰干ししている。他の衣類と一緒に洗濯しているが、洗濯ネットのおかげで今の所ボロボロにはなっていない。


せっかく空気抵抗に優れたワンピースも生地が伸びてシワが出来てしまっては意味がない。


愛車の手入れも重要だが自身の身に付ける装備の手入れも重要だ。これからも大切に扱っていこうと思う。

【インプレ】Amazonで中華カーボンハンドルを買ってみた 2個目

先日行った『脇を締めるとどれ位空気抵抗が減るのか調査をしてみた』ではブラケットを内側に傾けて走行した場合、40km/h程の速度域で約5W空気抵抗を減らす事が出来た。空気抵抗を減らす為にはハンドルなり身体なり横幅を狭くする事が重要だとわかった。


味を占めた自分はさらに空気抵抗を減らす為、今使っている中華カーボンエアロハンドル(400㎜)よりもさらに幅の狭いハンドルを求めてAmazonをさ迷っていたらとあるハンドルにたどり着いた。

f:id:jbcf6000-r-s:20190530162434j:plain
↑中華カーボンハンドルである(←またかよ!w)


今回は新しく買ったこの中華カーボンハンドルについて書いていく。

f:id:jbcf6000-r-s:20190530162500j:plain
購入したのはドロップ部分が380㎜の物だ。ブラケット部分は写真の通り360㎜なので『ハの字』の形状になっている。エアロ形状なのが良かったが、380㎜でエアロ形状のハンドルはAmazonでは見つけられなかった。スペシャライズドのAEROFLY IIに380㎜があったがさすがに高くて手が出せなかった。

f:id:jbcf6000-r-s:20190530162533j:plain
↑重量は173gと超軽量である。

f:id:jbcf6000-r-s:20190530162620j:plain
↑ケーブルは内装式ではない。以前購入した中華カーボンエアロハンドルのようにハンドルの下にケーブルを収納出来る『溝』は無い。その代わりハンドル前面にケーブルを這わせるような窪みがある。どのみちバーテープはステム付近まで巻く必要がある。

f:id:jbcf6000-r-s:20190530162658j:plain
↑ハンドル上部には独特な窪みがある。握りやすくなるのだろうか?

f:id:jbcf6000-r-s:20190530162717j:plain
↑横から見るともっこりしてます(笑)

f:id:jbcf6000-r-s:20190530162922j:plain
↑エンド部分には多少バリがあった。気になる人はヤスリ掛けをすると良いだろう。

f:id:jbcf6000-r-s:20190530162944j:plain
Amazonの商品説明欄にはこのように書かれていた。リーチ・ドロップはとても浅いコンパクトタイプだ。材質についてだが……


「いい炭素繊維ってなんだよおおおおおおおおおおお!!!!」


このようなツッコミをした人は自分だけでは無いはずだ。表記がふわふわである(笑)。値段からしてあくまでも推測だが材質は東レT700だと思う。Amazonで売られている他の中華カーボンハンドルも材質は『炭素繊維』としか書かれていなかったりする。神経質な人や余裕で1000W以上出す剛脚スプリンターは購入しない方が良いだろう。そもそもそのような方は中華カーボン等買わないか。


さて、1通り商品説明は終わったので実際に使った感触を書いていく……と言いたい所だが、実はこのハンドルをまだ使っていないのだ。

f:id:jbcf6000-r-s:20190530163028j:plain
ハンドルを交換する為、バーテープを剥がし、ブラケットを外し、ついでにケーブル一式も変えちゃおうとケーブル類も除去してキレイさっぱりハンドルだけになった時、ふとブラケットの幅が気になった。測ってみたら390㎜だった。購入当時、商品説明欄には400㎜としか書いてなかったのでブラケット部分も400㎜だと今までずっと思っていた。空気抵抗を考えると幅が狭い方が良いので、これはこれで嬉しい誤算であった。


普通のハンドルとエアロハンドルを見比べてふと思った。エアロハンドルカッコイイな~と。

f:id:jbcf6000-r-s:20190530163333j:plain
幅が20㎜狭くなったとしてもハンドル単体のエアロ効果はまだエアロハンドルの方が上だと自分は思っている。何より今の自分はブラケットを内側に傾けているのだ。

f:id:jbcf6000-r-s:20190530163304j:plain
自分のセッティングの場合、両方のブラケットまでの距離は300㎜だ。十分過ぎる程に狭い。ブラケットエアロポジションの時も無理な体勢にはなっていなかった。これ以上狭い体勢で走りたい場合はTTポジションで走れば良い。エアロハンドルの幅ならバーテープ巻いて無くとも前腕が痛くなる事は無い。だからこのままこの中華カーボンエアロハンドルを使おうと思った。


ちなみに『エアDHバー・クロスアップポジション』は実走では効果を発揮しにくいと判断したので封印した。来年の加須こいのぼり杯の時、当日の天気がほぼ無風だったらバーテープを巻いて使おうと思う。


結局新たに買った中華カーボンハンドルは使わなかったので無駄な買い物になってしまった。しかしブログの良いネタに出来たし、この買い物によってエアロハンドルのブラケット部分の幅がわかったと思えばこれはこれで良かったと思う。


なんだかエアロハンドルのインプレになってしまったが、ヒルクライマーでも無ければ多少重量が増えてもエアロハンドルを選ぶ方が良いと自分は思っている。空気抵抗だけでなく耐久性も重要だからだ。


エアロハンドルを買ったのが今年の1月だったが、今現在も問題なく使えている。

【空気抵抗調査】脇を締めるとどれ位空気抵抗が減るのか調査してみた

先日行った空気抵抗調査『ノーマルバイクでの各ポジションの空気抵抗を調査してみた その3』の結果から「ハンドル幅を狭くすれば更に空気抵抗を減らせるかもしれない」と考えた。


単純に考えて、ハンドル幅が狭くなると脇が締まり前方投影面積が減る。すなわち空気抵抗が減るはずである。


横幅を狭くする(脇を締める)為に新しく幅の狭いハンドルを買おうとしたが、ふと新しいハンドルを買わなくても『ブラケットエアロポジションでの』脇を締める方法を思い出したので試してみた。
f:id:jbcf6000-r-s:20190528131726j:plain
f:id:jbcf6000-r-s:20190528131749j:plain
上の写真のようにブラケットを内側に傾ける方法だ。練習仲間である細谷さんと高橋君がやっていたので真似をしてみた。通常の時と比べてブラケット部分が片方だけでも-30~40㎜程になり、両方合わせると-80㎜近くにもおよぶ。
f:id:jbcf6000-r-s:20190528131826j:plain
f:id:jbcf6000-r-s:20190528131851j:plain
↑実際に握ってみると写真の通り通常の時と比べて腕が内側に入り脇が締まる。前腕が痛くなる事もなく、むしろこちらの方がしっくりくる感じだった。変速も通常の時と変わらず容易に行えた。ドロップハンドルポジションでの変速・ブレーキも問題なく行えた。


さて、この方法だと通常のブラケットエアロポジションと比べてどれ位空気抵抗が減るのか調査をしてみたので以下に結果を記していく。


調査を行った場所はストラバのセグメント『空気抵抗調査区間(南下)』。アップダウンもコーナーも無い周りは田んぼに囲まれた約400mの直線コースだ。


今回の調査は2日間行った。通常の状態と内側に傾けた状態とを交互に走り、各状態1日5回の計10回計測した。装備・機材は同じ。速度域は40km/h程。

平均出力の小数点以下は四捨五入。


・1日目5月24日5時21分~

f:id:jbcf6000-r-s:20190528132035j:plain
f:id:jbcf6000-r-s:20190528132050j:plain

通常…平均290W 脇締め…平均287W

ストラバのデータ→https://www.strava.com/activities/2391962999


・2日目5月27日5時14分~

f:id:jbcf6000-r-s:20190528132115j:plain
f:id:jbcf6000-r-s:20190528132125j:plain

通常…平均259W 脇締め…253W

ストラバのデータ→https://www.strava.com/activities/2400150069


・考察

約40km/hの速度域において脇を締めるだけで約5W出力を減らす事が出来きた。方法はブラケットを内側に傾けるだけであり、かかった費用は0円なので費用対効果はとても高いと言える。


ハンドルを狭くするとブラケットを握ってのダンシングや下ハン握ってのスプリントがしにくくなる等の声を聞くが、以前使っていた420㎜のハンドルから今使っている400㎜のハンドルに変えた自分の感想としては、交換当初こそスプリントやダンシングの『振り』のリズムが合わない等の違和感があったが1週間程で慣れた。腕が痛くなったりする事はなかった。


ちなみにブラケットを内側に傾けた状態でのダンシングは自分的にはかなりしっくりきている。費用はかからないので気になった人は試してみると良いだろう。


・まとめ


ハンドルは肩幅を基準に選ぶのが一般的だが、
空気抵抗を考えると小さめのハンドルを選ぶのが吉だ。実際に体型に似合わず幅の狭いハンドルを使うプロ選手もおり、身長180cm超えのアダム・ハンセンが380㎜のハンドルを使っている事はわりと有名である。
f:id:jbcf6000-r-s:20190528132421j:plain
実は今さら気が付いたのだが、自分が使っている中華カーボンハンドルのブラケット部分は390㎜であった(上の写真参照)。ドロップ部分は400㎜なので『ハの字』の形状である。ドロップ部分もブラケット部分も購入当時からずっと400㎜だと思っていたので、これはこれで嬉しい誤算であった。これなら新しいハンドルは買わなくても良いかな~と思ったが……
f:id:jbcf6000-r-s:20190528132532j:plain
Amazonで買ってしまった……中華カーボンハンドルを……!(←また中華カーボンかよ!w) エアロ形状では無いがドロップ部分は380㎜でブラケット部分は360㎜と『ハの字』のドロップハンドルである。超コンパクトである。インプレは後日投稿する事にしよう。

【空気抵抗調査】ノーマルバイクでの各ポジションの空気抵抗を調査してみた その3

ノーマルバイクのポジションで最も空気抵抗の少ないポジションはどれなのだろうか?


加須こいのぼり杯の後、改めてそう思った。


今までの空気抵抗調査の結果から『エアDHバー・クロスアップポジション』が最も空気抵抗の少ないポジションだと結論付けた。しかし加須こいのぼり杯当日、(往路だけだが)エアDHバー・クロスアップポジションで走ったにも関わらず散々な結果に終わった。


レース後、自分はエアDHバー・クロスアップポジションの力を疑うようになった。これまで行ってきた空気抵抗調査の結果を見返してみたら気が付いた事、そして疑問に思った事があった。


以前書いた記事『ノーマルバイクでの各ポジションの空気抵抗を調査してみた その2』ではTTポジションが最も空気抵抗の少ない結果となった。しかしこの調査では各ポジション共に『意図的に頭の位置を下げていなかった』。それと、当時乗っていたバイクはサーヴェロS3でありハンドル幅は420㎜だった。今はキャニオンエアロードにハンドル幅は400㎜だ。フレームはともかく、ハンドル幅は各ポジションの空気抵抗に、特にハンドルを握るドロップハンドルポジションとブラケットエアロポジションには少なからず影響が出るはずだと思った。


今年の2月に行った『頭を下げるとどれくらい空気抵抗が減るのか調査してみた』では、頭を上げている状態と下げている状態とでは約30Wの出力差が生まれる結果となった。


以上の事を踏まえて自分は今乗っているキャニオンエアロード(ハンドル幅400㎜)では「頭を下げたドロップハンドルポジションやブラケットエアロポジションはTTポジションやエアDHバー・クロスアップポジションと差ほど空気抵抗が変わらないのでは?」と考えた。


TTポジションやエアDHバー・クロスアップポジションはハンドルから手が離れているのでその状態では変速が行えないデメリットがある。


もし空気抵抗にそれほど差が無いのであれば、変速が容易に行えるドロップハンドルポジションやブラケットエアロポジションの方がオールラウンドに対応出来て有利だと言える。


そもそも今までの調査で

ドロップハンドルポジション
ブラケットエアロポジション
TTポジション
エアDHバー・クロスアップポジション

この4つのポジションを同じ日に空気抵抗調査をした事が無かった。なので『パワーが落ちない程度に頭を下げた状態で』この4つのポジションを同じ日同じ時間帯に空気抵抗調査を行った。以下に結果を記していく。
f:id:jbcf6000-r-s:20190521100302j:plain
調査を行った場所はストラバのセグメント『空気抵抗調査区間(南下)』。アップダウンもなければコーナーもなく周りは田んぼに囲まれている直線コースだ。


今回の調査は3日間行った。1日目は各ポジション5回。2~3日目は各ポジション3回測定。機材・装備は同じ。速度域は40km/h程。


ドロップハンドルポジション→ブラケットエアロポジション→TTポジション→エアDHバー・クロスアップポジションの順に1回毎に変えて、各ポジション共に『パワーが落ちない程度に頭を下げた状態で』走行した。自分で自分のフォームを見たわけでは無いが体感的には頭の位置は4つのポジションでほとんど同じだと思っている。

平均出力は小数点以下四捨五入。


・1日目…5月13日5時02分~
f:id:jbcf6000-r-s:20190521100530j:plain
f:id:jbcf6000-r-s:20190521100509j:plain
ドロップ…         平均259W
ブラケットエアロ…     平均257W
TT…            平均256W
エアDHバー・クロスアップ…平均255W

ストラバのデータ→https://www.strava.com/activities/2363055282


・2日目…5月16日5時20分~
f:id:jbcf6000-r-s:20190521100618j:plain
f:id:jbcf6000-r-s:20190521101607j:plain
ドロップ…         平均261W
ブラケットエアロ…     平均266W
TT…            平均270W
エアDHバー・クロスアップ…平均266W

ストラバのデータ→
https://www.strava.com/activities/2370888902


・3日目…5月21日5時31分~
f:id:jbcf6000-r-s:20190521100634j:plain
f:id:jbcf6000-r-s:20190521100646j:plain
ドロップ…         平均281W
ブラケットエアロ…     平均274W
TT…            平均259W
エアDHバー・クロスアップ…平均265W

ストラバのデータ→https://www.strava.com/activities/2381620654


・3日間の合計平均出力

ドロップ…         267W
ブラケットエアロ…     266W
TT…            262W
エアDHバー・クロスアップ…262W


・考察


日によって風向きや強さが違い、それによって出力の差にばらつきがあるのは仕方がないにしろ、いずれの日も各ポジション共に大体20W以内に収まる結果となった。


特に1日目と2日目は各ポジションの出力にほとんど差が無く、頭を下げたドロップハンドルポジションとブラケットエアロポジションがTTポジションとエアDHバー・クロスアップポジションに肉薄する結果となった。ハンドル幅が以前の調査では420㎜だったが今回は400㎜と狭くなっている。ゆえに前方投影面積が減っている。その影響が少なからず出てきていると推測出来る。


エアDHバー・クロスアップポジションの結果が振るわなかったがやはりこのポジションは無風の時、と言うより室内競技場専用のポジションだと言えそうだ。良い時と悪い時との出力の差がありすぎる。吉と出るか凶と出るかは風次第。実走で行う場合は別名『ギャンブルポジション』とでも言おうかな(笑)。


・まとめ


ノーマルバイクのポジションで最も空気抵抗の少ないポジションはどれなのだろうか?


改めて思ったこの疑問を解消するべく調査をしてみたが、終わってみればどのポジションもそれほど大差が無かった。一応3日間の平均出力からして小数点以下を考慮するとTTポジションが最も空気抵抗の少ないポジションとなった。


空気抵抗を減らす為にはポジションがどうこうよりも『頭を下げる』『脇を締める』この二つが重要だと言える。
f:id:jbcf6000-r-s:20190521100726j:plain
先日行われたツアー・オブ・ジャパンの個人タイムトライアルで優勝した岡選手のエアロフォームは頭の位置が低く、腕は畳まれて脇が締まり、オブリーポジションを彷彿とさせるフォームであった。空気抵抗はとても少ない事だろう。
シクロワイアードの記事はこちら→https://www.cyclowired.jp/news/node/295253


今回の調査はハンドル幅が400㎜だったが、更に狭い380㎜で調査するとどんな結果になるのだろうか?


ステムの長さを短くして、岡選手みたいに腕を畳んで脇を締めたドロップハンドルポジションならどんな結果になるのだろうか?


1つの調査が終わっても、また新しい疑問が次々と沸いてくる。


まだまだこの『ノーマルバイクでの各ポジションの空気抵抗を調査してみた』は終わりそうにはなさそうだ。